2008年07月09日
軽井沢15年 ディンプルボトル

昨年終売になったシングルモルト15年が発売される以前のシングルモルト15年、
要するにオールドボトルで、現行品のシングルモルト17年と同じディンプルボトル。
ボトルにも箱にも「シングルモルト」の表記が無く、
シングルモルトでは無い「(エクシード)軽井沢」と同じく
「100%モルトウイスキー軽井沢」表記なので、
シングルモルトなのか、ブレンデッドモルトなのか悩まされるが、シングルモルト。
「軽井沢」の紛わしい表記は苛立たしい。
香り
全体的には、いかにもシェリー樽原酒の香りだが、山葵の辛み、鉄臭さ、
粉末のポカリスエット、生醤油や、トマトのどろっとした部分の旨臭さを感じる。
総じて濃い目の川魚の煮物の様。麦のコクが強過ぎるせい?
味わい
滑らかな舌触りながらもドライで、香りの通りに辛めのシェリー樽原酒。
深いコクの効いた味わいがあり、カカオのビターな苦みや、栗の渋皮のタンニン。
その後に焼き立てパンの様な麦の旨さがやっと出てくる。
奥に軽くメロンの甘さが見え隠れする。
加水後の味わい
少しの加水では変化しないが、多めに加水すると、
ほんのりサルファーが出てきて、辛みと共に男性的になる。
後味
シェリー樽由来の濃いコクと栗の渋皮のタンニンが長く続く。
総評
オフィシャルモルトとして十分な個性があるのだが、
強めの旨みとエグ味はちょっと苦手。
モルトとは違う感想だが、軽井沢特有のディンプルボトル、
コルクが強過ぎて使い難い…。

オフィシャルの17年と15年のディンプルボトル兄弟。
どちらも、当時の最上級シングルモルトとして発売された物。
2008年06月13日
軽井沢 ROUGE CASK 2008
先日届いた
「軽井沢蒸溜所 VINTAGE 13年粗濾過 ROUGE CASK Chateau Mercian Barrel Reserve」
昨年のヴィンテージがまだ残っているので、飲み比べ♪
やはり色は1年分、ほんのチョ〜ッピリ差がある感じ。
でも写真にすると分かりませんね…。
12年は開封から1年近いので、流石に「開いた」のかな?
強烈なレモンの酸味も落ち着いて、トロミがかった甘味と軽いパフュームが出てる感じ。
13年は12年と比べて、基本的に同じベースの香り、味わいながらも、
(※12年のテイスティングコメント参照)
12年を初めて香った時の様な、ヤンチャで強烈なレモンの酸っぱさは無くて、
少し落ち着いている感じ。
でもどうだろう?初めて香る方は、それでも13年に、
酸味を強く感じるのではないだろうか。
そしてやはり、軽井沢の栗の渋皮っぽいタンニンと、
桔梗が原メルロー(赤ワイン)のタンニンが見事に融合していて、
これぞルージュカスク!っていう、オリジナルな味わいを楽しめる。
フィニッシュのフルーティーなタンニンの残り具合が、これまたオリジナル。
良いね〜♪
12年と13年の差はそれ程に無く、同じヴィンテージの樽違いと言っても
誰も間違いを指摘できない位、同じ素質を持っていると思う。
昨年初めて飲んだ時、強烈な個性に、流石に参った感じがあったけれど、
飲み慣れてくると、中々「悦」で、なぜか愛おしくなってくる、不思議なモルト。
ルージュカスクは新しい軽井沢の顏として、
世界に発信しても良い、いや、発信すべきだと思うし、
ぜひコンテストに出品して欲しいと思う程のオリジナリティを持っている。
このモルトはモルト愛好家の日本人なら、必ず飲むべきモルトだと思う。
それほど個性的であり、素晴らしいジャパニーズシングルカスクモルトだと断言します!
なおルージュカスクは、関西ならば守口市のバーで、東京なら新宿のバーで
今なら飲む事ができそうですよっ。みなさんも、ぜひ!
2008年03月02日
軽井沢 VINTAGE 1994

メルシャン軽井沢美術館の開業11周年記念ボトリングらしい。
手に入れた物の、それ以外の情報は分からない…。
香り
いかにもシェリー樽原酒らしい酸味、焦げた麦の様なしっかりとしたコク、
黒糖・黒蜜、しっとりとしたカステラ。マッカラン系。
味わい
フルボディ。
黒蜜様のどろっとした甘味が流れ込んできて、少しピリリとした酸味。
そしてビターなオレオクッキーと焦がしバター。
やがて麦の美味みとコクが静かな波のように繰り返し表れる。
度数の高さはあまり感じられない。
加水後の味わい
甘味が去って、ビターが残り、ゴムが出て、ぬるい硫黄泉。
お勧めはしない。
後味
焦げ目のカラメルがしっかりと残る。
総評
ストレートでの深い甘味、とろみ、麦の美味みは中々♪
表現が適正では無いかもしれないが、マッカラン系の素晴らしいモルト。
2007年06月30日
軽井沢 ROUGE CASK
先日届いた
「軽井沢蒸溜所 VINTAGE 12年粗濾過 ROUGE CASK Chateau Mercian Barrel Reserve」
名前、長いって!
早速、開けてテイスティングしてみた。
香り
シェリーよりも尖っていて、ベリー系と、
レモンの皮から弾ける汁が目にしみる様なツーンとした酸味。
そして軽井沢らしい、重くてモルティーな香りにタンニンのコク。
黒蜜の様な濃厚な甘さを予感させる香り。奥には焦がした木。
また軽いサルファーなのか?バラのフローラルな香りも感じる。
味わい
モルトなのに、スッパ〜!そしてウッディを感じたかと思うとすぐに、
酸味が残ったままレモンキャンディの甘さに変わる。
そして酸味が温かさに変化し、タンニンのビターなコクが出てくる。
加水後の味わい
ドライな味わいも、甘味も、酸味も増している様で、
反面、薄くもなっている様で、結局は変化無しといった感じ。
ニートの度数を避けたいならば加水しても十分に味わえる。
後味
赤ワインのフルーティーなタンニンと芋や栗の皮の渋味が適度に続く。
フルーティーが共存しているからか、嫌な苦味とは感じないのが不思議。
総評
モルティーを包むレモン様の酸味の華やかさの香りが見事。
そして珍しい酸っぱいモルトという個性は見逃せない。
フィニッシュのタンニンのコクも面白い。
軽井沢というブランドらしいとは思えないけれど、
新しい試みとしては個性がしっかり主張されていて、成功しているモルトだと思う。
また今回瓶詰めされずに、熟成年数が経過して
世に出てくるだろうルージュカスクの味わいにも期待したい。



