2008年05月07日
HAKUSHU 1994 BOURBON

サントリーSINGLE CASK SERIESの白州セカンドリリース商品。
サントリーコメント
アメリカンホワイトオーク材のバーボン樽を熟成に使用。
大きな樽と比べ、全体の容量に対して
ウイスキーが材に接する面積比率が大きいため、短期間での熟成に向いた樽といえます。
白州蒸溜所17号庫で貯蔵されたカスク。
きれいな明るい黄金色の液色で、トロピカルフルーツを思わせる爽やかな香り。
味わいはすっきりしてやや甘口。この甘味が心地よく伸び、しっかり余韻を残します。
色 :明るい黄金色
香り:トロピカルフルーツ様
味 :スッキリとした/やや甘口
後味:甘味が心地よく伸びる
香り
セメダインの奥に、わずかな穀物系と青リンゴの香り。さらに微量なミルキー。
総じてドライマンゴーや軽いファッティーと表現するのが良いか?
味わい
リンゴ系フレッシュフルーツが口の中に一気に広がる。ほんのり豆とハチミツ系。
そしてマンゴーや柿といった油っ気の多い果実のような味わい。
後味
若草からバナナに変化していく残り香。後味は柿。
総評
フルーティーでスッキリした味わいは、一人でしっくり飲むよりも、
ビールやワインを楽しむように気兼ねなく味わえる。
「ハッピー」という言葉の響きが似合うウイスキー。
2008年04月16日
SMWS 120.1

05年の春にモルトにはまってから、「ミズナラ樽のモルトを飲みたい!」
と欲望にかわれ、コレクターさんからSMWS 119.2を購入した際に、
友人にも付き合って買ってもらったのが、このSMWS 120.1。
定価の1.5倍程度の価格だったけれど、今、思えば
白州のミズナラ樽って、どんなに貴重な事か!
シングルモルトを飲むのは、まだ10本も無い程、
ハマり始めてわずかな時のコメントを残しておく事にします。
香り
伽羅フレーバー満載の湿った土蔵、梅酒のような酸味。
奥には昭和50年代の気高い化粧の様な香り。
味わい
コリアンダーやナツメグ様の香辛料、
スパイシーが隠れているが主張しすぎない。
奥にはウッディ、ビターチョコクッキー様の甘さがある。
加水後の味わい
若干の甘さが引き立ち。スパイシーさは消える。
全体的に薄くなったのが寂しい。
後味
伽羅フレーバーに包まれた気高い化粧香、
そして舌にはスパイスが乗り、総じて柑橘系へ。
梅雨の濡れた葉のようにしっとりと続く。
やがてクレームブリュレのような甘さが長く続く。
総評
例えようが無い、複雑な上品な香りがこのウイスキーの印象。
そして素晴らしいモルトに出会ったと感謝を覚える。
別れ際に寂しさが沸き立つ。
2008年01月23日
白州 蒸留所30周年

2003年6月24日に発売されたシングルモルト、白州15年(蒸留所30周年)。
詳細はサントリーニュースリリースNo.8457を参照ください。
香り
レーズン、ピーナッツバター、アルコール消毒。
やや男性的な雰囲気を隠している白州蒸溜所樽出原酒15年を
思い浮かべる、シェリー樽原酒の雰囲気。
味わい
「そうか43度か」と気付く、口当りの柔らかい、滑らかな優しさ。
シェリー樽由来のややビターなチョコレート。軽く酸味があって、意外にドライ。
加水後の味わい
熟れたバナナの甘さ、皮の苦味も見事に表現されている。
そしてミルクチョコとビターチョコ。杉の木材のような上品な香り。
パイナップル様の酸味が少し主張。
ドライな感じは変わらないが、加水も中々良い。
後味
コーヒー様のビターに変化し、適度に残る。
総評
加水して味わう内に、このモルトの秘めた複雑さに気付いてきた。
ブレンデッドモルトのならではの複雑味なのか、
それとも原酒の持ち味なのかは分からないが、
シングルモルトとして遊び心を持ったボトルに仕上がっていると感じた。
美しさを感じる上品な仕上がりだと思う。
限定品だけに、二度と出会えないのが惜しい。
2007年12月11日
木桶仕込1981年直火蒸溜

1999年終売商品らしい。定価は5,000円のはず。
ちなみに、サントリーに確認した所、白州のシングルモルトとの事。
一方、同シリーズの「古樽仕上1991年竹炭濾過」はブレンデッドモルトです。
パッケージ説明文
木桶発酵
柾目ダグラスファー材で造った発酵槽で発酵を行うことで、ミクロフローラ
(乳酸菌などの微生物群)が醪の成分を濃厚にし、香気をぐんと高めます。
直火蒸溜
蒸溜釜に直接火をあてて加熱することで醪の一部が高熱でトーストされ、
とても香ばしく香気の力強いモルト原酒が溜出されます。
穏やかなスモーキーと、豊かなファッティーさに、トースト風味の加わった
フルボディ・フルレーバータイプ、個性的味わいです。
香り
ピートの香り、レモンピール、バターと針葉樹林。
ジャパニーズらしさを持たず、スコッチという感じ。
味わい
ライトボディ。焦がしたバターと白州らしいファッティーな香り。
加水後の味わい
花の香り。味の中に砂糖が出てくる。
美しいファッティーな香りが無くなる事は寂しい。
後味
ファッティー。そして滑らかな口当りと甘味が残る。短くも長くもない。
総評
SMWS120.1の様なファッティーがあり、
それでいて価格が安いので、気軽に楽しめる。
確かに説明の通りトーストもある。それは直火蒸溜のなせる良さか?
いずれにしても価格相応の価値のあるシングルモルト。
2007年11月01日
白州 1990 N0.0D40177

スコッチ文化研究所奈良支部のオーナーズカスクが届き、
嬉しくなって、早速開けちゃいました。
試飲会の時には先に試した山崎の2種に舌負けしていたみたいで
感じられなかった味わいを、昨晩開けてから、たっぷりしっかり楽しめる♪
香り
レモンやオレンジの柑橘系と同時にシードル系のフルーティーな、
それらをギュッと凝縮した甘さ、
そして燻された麦芽をしっかり感じられるモルティーな旨みある香り。
心地良い程の、軽いエステルと、
サントリーらしいキラキラして熟した、そして優しいウッディが何とも♪
さらに時間の経過と共にキンモクセイが出てくる。
味わい
最初にピリッと辛味を感じると、舌を押す様な重みを感じる。
酸味と共にやや厚いボディ。
シードル系の甘味と麦をしっかり主張しながら、
スモーキーな香りや酸味と調和している。
加水後の味わい
いかにも白州らしい清涼飲料系のスッキリしていて甘い香りが立つ。
オフィシャル18年にもあるこの甘い香り、好きだなぁ♪
そしてスモーキーはしっかり残っていて、なおかつチューチュー
(ポリエチレン詰清涼飲料水)。なぜか椎茸と出汁。
飲んだ直後に湧いて出てくる強い酸味の出所が不思議。
加水しても面白い。
後味
レンゲのハチミツ系の甘味が程好く続き、
鼻の奥にはスモークも加わっている。
総評
大好きなオフィシャル「白州18年」の原酒って言われても違和感無い、
ストレートに白州らしさを持ったモルト。
しかも原酒であって、フルーティー&スモーキー♪
八ヶ岳エージングセラーの優しく、時に厳しい森の中で
ホギーに包まれて育った白州のモルトをしっかり味わえる。
ただし甘味を、しっかっり感じられる時と、
スモークに隠れて感じられない時があるので、
何度も飲んでしまうスパイラルに落ちてしまう様な、
「不思議」と「危険」を持ち合わせている。
もちろんスパイラルに落ちてしまった僕はルンルンさ♪
p.s.購入はこちら「BAR HAYAFUNE」様へ
2007年10月04日
南アルプスのピュアモルト

1999年発売商品。
しかも表記は無いが、白州のシングルモルトとの事。
サントリーコメント
【南アルプスのピュアモルト】は、森の蒸溜所で育まれた、
クリーンでクリアな味と香りのピュアモルトです。
しかも、モルト原酒100%なのに、
ご家庭で、カップルで、お気軽に楽しめる、お手頃価格。
南アルプスの森と水をイメージしたシンプルでおしゃれなボトルネックが特徴です。
香味の特徴
80万樽におよぶ白州蒸溜所の多彩な原酒のなかから、
すっきりと飲みやすい軽快なタイプだけを厳選。
さらに、サントリーが独自に開発したろ過製法の成果、
白樺の炭で熟成原酒をろ過したモルトを加え、
さらさらと春の小川のように快い飲み心地を実現しました。
香り
とても若いモルトを連想させる、軽く酸味のある香り。
消毒用アルコールで薄めた梅酒を思い浮かべる。
味わい
味、薄ーーー!微甘だし、アルコールっぽいドライだし…。
マジっすか!?
後味
ほろ苦さがスッと消えて行く。サッサと消えて欲しいくらいだ。
総評
かつて最低だと思っていたウイスキー(銘柄は忘れた)を遥かに凌ぐ個性の無さだ。
サントリーがなぜ売り出したのか?
ハズレモルトだけで商品化して経営リスクを回避でもしたのか?
「軽快で華やかな、クリーンでクリアな味と香り」って
いくら言っても、これは無いよ〜!
1週間後に、もしかして自分の体調のせいだったのか?と反省し、
そして、まだ期待していたいという気持ちで再度チャレンジしてみたけれど、
結果は同じ。惨敗だった…。
このモルトに僕が覚え書をするなら…、彼のセリフを引用したい。
「認めたくないものだな…、自分自身の、若さ故の過ちというものを。」
2007年09月25日
白州12年原酒 シェリー樽貯蔵

多分、これも山崎12年原酒 シェリー樽貯蔵、山崎8年原酒 パンチョン樽貯蔵や
白州8年原酒 ホッグスヘッド樽貯蔵と同様に
蒸溜所で販売されていたボトルの、古いタイプの物だと思う。
ラベルコメント
甲斐駒ケ岳のふもと白州の森の蒸溜所で、シェリー樽に眠ったモルトを厳選して、
ブレンダーが使うサンプル瓶に詰めました。
原酒は、白州東蒸溜所の木桶で発酵させ、
直火釜でじっくりと蒸溜したもので、酒齢は12年。
フルーティーで力強いモルトたちは、長い歳月をかけて
シェリー樽から豊かな香味を授かり、華やかで甘い豊かな香り、
旨みのある重厚なコクの熟成モルトへと成長しました。
シェリー樽はスペインから取り寄せたシェリーの空き樽で、容量480L。
歳月をかけるほどに、樽に染み込んだシェリーの赤い色や
甘美な香味がモルトに溶け込みます。
香り
いかにもシェリーらしい、ドライフルーツ系の香りだが、力強さに欠ける。
味わい
酸味はシェリーにしては少なく、チョコレート系の甘さとカカオの渋味。
ピリッとした辛味も感じられる。
加水後の味わい
甘みが引いて、渋味と温かさが出る。
ゴム系の嫌味はあまり感じられない。
後味
カカオガムがスッキリと消える。
総評
加水して嫌味が出ないのは良かったが「これは!」という
感動や個性をあまり感じる事ができなかった。
オフィシャルコメントに期待し過ぎたのかな〜?
2007年09月24日
白州8年原酒 ホッグスヘッド樽貯蔵

多分、これも山崎12年原酒 シェリー樽貯蔵や山崎8年原酒 パンチョン樽貯蔵と同様に
蒸溜所で販売されていたボトルの、古いタイプの物だと思う。
ラベルコメント
甲斐駒ケ岳のふもと白州東蒸溜所の木桶で発酵させ、直火釜で蒸溜し、
1空きのホッグスヘッド樽で貯蔵した酒齢は8年原酒が主体。
これに8年もののスモーキーなモルトをヴァッティングして、
ブレンダーが使うサンプル瓶に詰めました。
華やかな芳香、スモーキー香が心地よく、麦芽由来の旨みがくちいっぱいに広がります。
ホッグスヘッドは容量230Lのホワイトオーク製の樽。
1空きは一度、モルトの熟成に使用した樽で、
木の成分が力強いウッディネス(熟成木香)をもたらしてくれます。
香り
香ばしく、モルティで、カスク由来の甘味を予感させる香り。
酢漬けのリンゴ。
味わい
カラメルとハチミツを混ぜたかの様に甘い。
そしてリンゴ様で、爽やか。
加水後の味わい
舌にピリッとした刺激を感じる様になるが、甘味は衰えず、十分に楽しめる。
加水しても良い。
後味
甘味が短く、スッキリと消えて行く。
総評
オフィシャルコメントの様なスモーキーさは全く感じられなかった。
しかし甘く、美味でイケル。
リンゴにハチミツがかかる映像のバーモントカレーのコマーシャルを思い出させる。
2007年09月05日
VINTAGE MALT 1987 (2004年)

ウイスキーに目覚めるキッカケとなった、
2005年4月にサントリー白州蒸溜所へ遊びに行った際、
ショップで販売されていたラスト1本のボトルを勢いで購入。
シェリーカスクのウイスキーを飲んでみたいという好奇心から、
他のヴィンテージモルトではなく、このボトルに決定した。
白州蒸溜所内の販売店スタッフが
「ヴィンテージモルトシリーズはシングルカスクです」
というので信用して購入したのだったが、後日調べてみると、
貯蔵位置、樽樹種や年数まで限定して
ヴァッティングしたシングルモルトである事が判明。
この時は樽出し原酒15年と同様に少しだまされた気分になった…。
なお、サントリーのVINTAGE MALTシリーズは
同じヴィンテージでも2004年ボトリングと2005年ボトリングがある。
このモルトには特別な思い入れがあるので、
2005年ボトルも発売時に改めて購入した。
香り
ノドの奥から甘くなる程のチョコレート香。
極めて甘い香り。微かな酸味も調和して素晴らしい。
味わい
チョコレート。そして赤ワイン様の酸味。
まるでワイン割りのホットチョコレート。
(もちろんそんな飲み物、飲んだ事ありません…)
加水後の味わい
ピリッとした刺激と渋味が少しだけ増すが、甘さはそれ程変わらない。
加水してもイケル。
後味
甘味の余韻が長く続く。微かに豆の香ばしさもある。
総評
甘いのでともて飲みやすい。
そこに果実様の酸っぱさが加わり、カスクから感じるほろ苦さもある。
素晴らしいシェリー樽原酒。
僕がウイスキーそのものにハマるキッカケとなったボトル。ハマり始めた当初
「1987年=中学入試合格」という熟成年数にはせる想いがウイスキーから感じられ、
さらにこのモルトの美味さが手伝って、ウイスキーから逃げられなくなってしまった。
「VINTAGE MALT」シリーズには感謝しているし、特別な思いがある。
2007年09月03日
白州蒸溜所樽出原酒 15年

ウイスキーに目覚めるキッカケとなった、
2005年4月にサントリー白州蒸溜所へ遊びに行った際、
白州蒸溜所内の販売店スタッフが
「シングルカスクです」というので購入した物。
後で気になってにサントリーへ確認した所、
バッティングされた「シングルモルト」と判明…。
ウイスキーを楽しむには、ある程度の知識が必要だと反省。
香り
シェリー固有の甘酸っぱい香り。甘い蜜の香り。
オフィシャルコメントのようなピート感ではなく、
隠し味程度のライトピーテッドという感じ。
味わい
フルボディのシェリー。リッチ。
男性的。酸味とスモーキーが同時に来る。
香りの少なかったスモーキーが、味わうと出てくる。
硫黄系の渋味もスッキリ感を出すためか残されている。
キャンディーでコーティングしたマッチ棒?
加水後の味わい
渋味が表面に出て来ると同時に、麦の旨みが出てくる。
甘味は退いたようだ。
後味
ピートでかき消されたのか、シェリーらしい甘い残り香は無く、
エステリーな、華やかな香りだけが残る。
ほんの少しの酸味もあるが、全体的に長くは続かない。
総評
シェリーの高級感とオフィシャルボトル白州のスモーキーを足した
といった商品なのかもしれない。
いつもシェリーバットのウイスキーを飲んだ後に思うのだが、
この喉のざらついた感じは何なのだろう?
2007年06月07日
白州 1995 N0.5B40049

某企業が社で購入した樽で、某ネット競売で売られていたボトル。
2006年ボトリング、Barrel、白州蒸留所21号棟-第14列-7段
香り
ナッティー、酸味がかったオーク(カスク)、
梨や葡萄のタルトを思わせる透き通った甘さ、
柔らかなエステルの揮発様、熟成した醤油。
味わい
ミドル〜ヘビーボディーで、辛く、ナッツのコクがあり、
塩と(かつてKnockdhuで経験した様な)鉄臭を感じる。
加水後の味わい
おが屑、ドライでウッディな白ワイン、瓜。
ライトで個性が抑えられ、飲みやすい。
後味
白ワインの後味に似ていて優しいが、タンニンのコクと葡萄の甘味と酸味がある。
適度に続くが、長くは無い。
総評
エステルのアタックが強めなのと、独特な鉄っぽさがあるので、
評価や意見は様々に分かれると思う。
でも「ナッツ」この個性は楽しい。
そしてフィニッシュの柔かで優しい姿への変化も楽しい。
今の所、山崎ではこういうモルトに出会っていないので、多分、
オフィシャルでは感じられなかった白州の個性の1面なんだと思う。





