2009年11月24日

秩父ニューボーン PEATED#451


秩父蒸溜所、2009年秋に発売されたオフィシャル商品の1つ。

2009年6〜7月蒸溜、
2009年7月New American Oak樽No.451へ樽詰め、
2009年10月ボトリング。
アルコール度数61.3% ボトル数360本
大麦品種:オプティック(ヘビーピート・フェノール値51ppm)

オフィシャルコメント
二か月ちょっとの熟成とは思えないピーテッドモルト。
スモーキーにほんのりヨード香。
ブラインドで出されるとアイラモルトと思ってしまうかもしれない。


香り
強いピート香。ピート香の中に海苔塩と、プラムの酸味を感じる。
まるで、のり塩味のポテトチップスにしょっぱい天然梅干しの果肉をディップしたかの様。

しばらく楽しみ続けるとニューボーンらしい、チーズや魚醤の発酵臭、
甘くならずに熟してしまった杏子のタンニンを持った甘味が出てくる。
そしてなぜか、ミズナラとは違う、安いお線香のクドイ香りも感じられる。

味わい
ニューポットのエグ味は感じるものの、スモーキーに紛れてしまって、
たった2ヶ月ちょっととは思えない程に嫌味は少ない。

生姜汁の如く少しホット。
そして勢い良く踏んで空気中に飛び散った灰を吸い込んだ様にスモーキーで、
一瞬ポワッと酸味が弾み、まだ甘く熟していないものの渋くも無いリンゴと、
フルーティーなタンニンが出てきて、
やがて脱穀の現場にいるかの様なモルトらしい麦の香りと
生クリームのしっかりとした甘味がじわじわと湧いて来る。

加水後の味わい
スモーキーはあるものの隠れてしまい、
トマトのどろどろした部分に似ている、ニューポットならではのエグい香りが
「これでもかっ!」という程、ハッキリと現れる。

チーズの発酵具合が緩まり、厚塗りバタートースト程度の旨みとなるが、
ニューポットのエグい香りが引き立ち過ぎて、つらい。
正直、この原酒への加水は苦手。

後味
のり巻きあられを感じた後、灰の如くスモーキー、
そして僅かなショートケーキの甘さが長く続く。

総評
面白い!
ピーテッドモルトのニューポットでもなく、ピーテッドモルトでもなく、
ほんのわずかな期間だけ熟成させたニューポットと言う、
極めて微妙な位置の原酒を楽しめた事は、
モルトウイスキーの歴史においても、本来は製造者しか味わう事が
出来なかったであろうと考えるだけで、ワクワクする。

そのワクワクにしっかりと応えてくれる香り、そして味わいに
驚きと感動を覚えるのは確実。

ピートのスモーキーな香りと味わいを感じれば感じる程に、
モルトの芯にある甘味が引き立って、それらが調和する様は、
十分にアイラモルトのそれと同じ。
正直なところでは、ラフロイグのスモーキーな味わいを思い浮かべた。

しかしそれはトップノートだけで、しっかり楽しむと、
これまでリリースされたニューボーンのNo.22〜25
(New American Oak Hogshead)で共通して感じていた
チーズ等の発酵臭を感じつつ、
やがてじわじわ現れてくる甘味に鼻も身体も心も翻弄される。

これまでリリースされたニューボーンと違う点は、
もうこれで商品として定番リリースしても良いと思う程に、
面白い!   

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2009年05月29日

秩父ニューボーン Mizunara#9&10


引っ越し後、初テイスティングは「生まれたて」!

秩父蒸溜所、7本目となるオフィシャル商品。
樽No.9と10の2樽のミズナラ樽原酒をブレンドし、
カスクストレングスにて瓶詰め、発売された。

2008年2〜3月蒸溜、
2008年4月New Japanese Oak "Mizunara" Hogshead樽No.9と10へ樽詰め、
2009年2月ボトリング。
アルコール度数63.3% ボトル数644本 大麦品種:オプティック(ノンピーテッド)

秩父ニューボーンと名づけられたこの商品は
スコットランドでは通常「ニュースピリッツ」と呼ばれますが、
日本ではウイスキーに分類されスピリッツ表記ができない為、
「ニューボーン(生まれたばかりの)」というネーミングになっています。


香り
最初にニューポットらしい独特な香りを感じ、
軽く香るとモルティーな香りの中に、生醤油の発酵臭、青カビチーズ、
削り立ての鉛筆、腐葉土、若草、蜜蝋、トーストされた食パン、軽~いエステル。

近付き、しっかり香ると米酢の熟成香のある酸味の中に白檀の一筋のお線香を感じた後、
ミルキー(不二家のミルクキャンディー)の凝縮された練乳の様な甘い香りと、
レモンやグレープフルーツの酸味がかったフルーツが調和する様を感じられる。

味わい
ニューポットらしい荒々しさが残ったまま、トマトの中のゼラチン部分のエグ味(旨味)、
鉄分や緑色が濃い葉を噛んだ時のタンニンを感じた後、
お米を主体とした穀物様の旨味やコクを感じ、
喉を通る時に山葵の痛みを伴った辛みを感じる。
やがてゆっくりと、そしてハッキリと和三盆の濃い甘味が出てくる。

加水後の味わい
和三盆の甘味とトマトの中のゼラチン部分のエグ味(旨味)を強く感じた後、
強い苦みと軽いサルファーに変わり、マスタードの辛みも残る。

後味
辛口の日本酒を飲んだ後の様にビターで、
またトマトの中のゼラチン部分のエグ味と旨味を感じつつ、
パンケーキの軽やかな甘味が長く続く。
鼻から抜ける爽やかなハーブ感も楽しめる。

総評
大麦の違いだけなのか、Bourbon barrelのNo.8082の様に
ストレートに未熟過ぎる原酒ながら熟したら美味そうな味わいとは違って、
New HogsheadのNo.2224の様な濃い味わいで臭い原酒に近いけれど、
それでいて臭みが少なくて樽香が深い。

とは言え「ウイスキー」というにはまだまだ早いけれど、
ウイスキーとは違う感じでいて違わない、ストレートに
まだニューポットの甘味や発酵臭も楽しむ事ができる。

肉系の食べ物を口にした後に飲むと、カレーライスの中のローレル
(ハーブ)を感じる時の様に、爽やかなハーブを強烈に感じられる。
これがフレッシュで鼻に心地よく、気持ち良い。
ただこれはミズナラ樽の影響というよりも、他のニューボーンでも感じられる様に、
秩父のモルト原酒自身が持つハーブ感なのではないかと思う。

ジャパニーズウイスキーならではのミズナラ樽で熟成していく原酒の、
たった10ヶ月という期間のモルトを飲める機会は大変貴重でありがたい。
こんなにありがたい事は2度と無いだろうと考えると、
商品を企画販売してくれたベンチャーウイスキーさんに心から感謝したい。
モルトウイスキー好き、特に樽好きの一人としては、
こんなに楽しいスピリッツは滅多に無く、小躍りしそうな程に楽しくなる。

ベンチャーウイスキーさんには、「ウイスキーが熟成していく神秘を伝える役割を
ほぼ果たした」と役員会で決議した某社の様に怠慢にならず、
いつまでも消費者目線でいて欲しいと、切に願っています。  

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2008年10月30日

秩父ニューボーン Hogshead#24


秩父蒸溜所、初のオフィシャル商品の1つ。
樽No.2223、24、808182の6樽からシングルカスクにて瓶詰め、発売された。

2008年3〜4月蒸溜、2008年4月New American Oak Hogshead樽No.24へ樽詰め、
2008年9月ボトリング。
アルコール度数62.8% ボトル数355本 大麦品種:オプティック(ノンピーテッド)

秩父ニューボーンと名づけられたこの商品は
スコットランドでは通常「ニュースピリッツ」と呼ばれますが、
日本ではウイスキーに分類されスピリッツ表記ができない為、
「ニューボーン(生まれたばかりの)」というネーミングになっています。


香り
New Hogsheadの3本の中で一番ニューポットらしさが少なく、香りが密やか。
しっかり香ると、甘味があり、干し葡萄(レーズン)の甘酸っぱさ、
生醤油の酸味、製紙工場、既製品の墨汁、
(良い意味で)新樽とは思えない古木のカビ臭や、チーズ臭さを感じる。
しばらくするとチーズ臭さを保ったまま、ミントのハーブが強烈に出てくる。

味わい
香りに反して味わいはしっかりニューポットを感じるが、
他の2樽の甘味がサトウキビ様なのに対し、
具体的なフルーツを例えられる程では無いものの
(あえて例えるならみかん等の柑橘系、甘い杏子、ドライプルーン)、
ややジューシー(フルーティー)な甘味。
しかし、少しずつ現れてくる美味しい栗の甘味と渋味は2223番と共通している。

後味
ニューポットのエグ味も残るが、栗の甘味と渋皮の渋味がメインとして長く続き、
さらに控えめながらハーブも共鳴する。

総評
山崎の様な機械臭、リトルミルではないけど紙、
優しいながらも不思議な臭いを持っている原酒。
しっかり出てくるミントのハーブがさらに不思議さを増している。
23番と同じチーズ臭を持っていて、
ニューホッグスヘッド・ニューボーン独特の旨さを感じられる。

  

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2008年10月29日

秩父ニューボーン Hogshead#23


秩父蒸溜所、初のオフィシャル商品の1つ。
樽No.22、23、24808182の6樽からシングルカスクにて瓶詰め、発売された。

2008年3〜4月蒸溜、2008年4月New American Oak Hogshead樽No.23へ樽詰め、
2008年9月ボトリング。
アルコール度数62.9% ボトル数357本 大麦品種:オプティック(ノンピーテッド)

秩父ニューボーンと名づけられたこの商品は
スコットランドでは通常「ニュースピリッツ」と呼ばれますが、
日本ではウイスキーに分類されスピリッツ表記ができない為、
「ニューボーン(生まれたばかりの)」というネーミングになっています。


香り
22番に比べ、ニューポットらしさがやや穏やかで、
エステルのパンチとハーブ(ローズマリー!)、薬草、漢方、香木、鉛筆削り機が
しっかり効いていて旨い香りをしている。
軽くチーズの熟成した臭く旨い香りを感じ、
この原酒がしっかり熟成したらジャーキーになりそうな予感さえする。

味わい
ニューポットらしいサトウキビ様の甘味に軽くブルーベリーの甘酸っぱさ、
しっかりしたタンニン、お粥の優しい穀物様。
次第に栗御飯の中の栗の優しい甘味を感じられる。
渋味もあるが、それは2224番に比べて穏やか。美味い。

後味
栗の甘味と軽い渋味がシンプルに長く続き、ハーブの余韻が極く軽く流れる様。

総評
特出して香り高い。(芳香が強い)
ウイスキー好きにはたまらないエステル香に、チーズのカビ臭とハーブが共鳴していて、
まるで美味しいチーズのオードブルでウイスキーを楽しんでいるかの様。
クセはあれど、まさに、たまらない香り。
majimaさんが「ウスターソース」と表現されたのは、きっと
僕が感じたチーズの発酵臭やハーブの調和と同じ方向性なんだと思え、納得。
それでいてニューボーンの未熟さを美味しく楽しめる。
22番のニューボーンとは違った興奮を覚える。

  

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2008年10月28日

秩父ニューボーン Hogshead#22


秩父蒸溜所、初のオフィシャル商品の1つ。
樽No.22、2324808182の6樽からシングルカスクにて瓶詰め、発売された。

2008年3〜4月蒸溜、2008年4月New American Oak Hogshead樽No.22へ樽詰め、
2008年9月ボトリング。
アルコール度数62.8% ボトル数346本 大麦品種:オプティック(ノンピーテッド)

秩父ニューボーンと名づけられたこの商品は
スコットランドでは通常「ニュースピリッツ」と呼ばれますが、
日本ではウイスキーに分類されスピリッツ表記ができない為、
「ニューボーン(生まれたばかりの)」というネーミングになっています。


香り
いかにもニューポットというエグ味とサトウキビの様な甘さを香りつつも、
クヌギの樹液、タンニン、杏子の甘酸っぱさ、軽い焦げ臭、ビターチョコ、
紹興酒、削りたての鉛筆、さらに軽くラベンダーのハーブを感じる。

味わい
ニューポットのエグ味をしっかり感じ、
さらに強めの木の渋味と辛味がどっと出てきて、眉間にシワが寄る。
ところが、しばらくすると焼き栗のほっこりした美味い、
美味し~い焦げや、焼き芋を焼き過ぎた時の酸っぱ旨い味、
焼きミカンの焦げ臭に変わる。

後味
焼き栗、焼き芋や焼きミカンが長く続くが、次第にニューポットのエグ味が戻ってくる。

総評
次第に現れてくる焼き栗、焼き芋や焼きミカンの美味しい味わいは絶妙♪
「ニューホッグスヘッド・ニューボーン」ならではの味わいなのだろうか?
今まで出会った事が無い味わいは面白い!
たった5ヶ月の、言ってはイケないが中途半端な期間の熟成が、
こんなに面白い味わいだとは思い掛けない発見であり、改めて興奮した。
また、同じニューホッグスヘッドの2324番と比べ、チーズ臭が無く、
旨さの方向が異なる味わいを持っている。
今年の冬はぜひ、焼きみかんや、焼き焦げ芋とニューボーン22番との
マリアージュを楽しみたいと思う。

  

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2008年10月23日

秩父ニューボーン Barrel#82


秩父蒸溜所、初のオフィシャル商品の1つ。
樽No.2223248081、82の6樽からシングルカスクにて瓶詰め、発売された。

2008年5月蒸溜、Fresh Bourbon Barrel(Heaven Hill)樽No.82へ樽詰め、
2008年9月ボトリング。
アルコール度数63.2% ボトル数277本 大麦品種:ブレマー(ノンピーテッド)

秩父ニューボーンと名づけられたこの商品は
スコットランドでは通常「ニュースピリッツ」と呼ばれますが、
日本ではウイスキーに分類されスピリッツ表記ができない為、
「ニューボーン(生まれたばかりの)」というネーミングになっています。


香り
いかにもニューポット。エグ味も嫌味無く効いていて、
熟成後の濃いめの味わいを期待させる。
油脂工場の様な重いオイリーな香りも感じられる。
わずかながらも石灰質な香りと糠の軽い香りが重なっていて、
そこにハーブ(スミレやラベンダー)も感じられる。

味わい
甘い!香りで感じていたエグ味は口にすると嫌味無く、
しかし、しっかりと感じ取ることができ、さらに綿菓子の甘味をストレートに感じられる。
そして辛味が出てきて、大きく感じていた甘ったるさを払拭する。
しかし、いずれも長くは続かない。

後味
ハーブ(スミレやラベンダー)がスッキリしていて、後腐れ無く快い。
そして最後に胡麻が残る。

総評
今回ボトリングされたBarrel、3樽の中では最も熟成が遅いのではないかと感じられる原酒。
1番ニューポットに近いだろうと感じた。
なので、これはこれで「有り」だ。
やはりウイスキーと言えない原酒なので、いつもと同じ様に評価するのは難しいが、
未来の輝く姿を想像するのに十分な魅力を持っている。

  

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2008年10月22日

秩父ニューボーン Barrel#81


秩父蒸溜所、初のオフィシャル商品の1つ。
樽No.22232480、81、82の6樽からシングルカスクにて瓶詰め、発売された。

2008年5月蒸溜、Fresh Bourbon Barrel(Heaven Hill)樽No.81へ樽詰め、
2008年9月ボトリング。
アルコール度数63.3% ボトル数270本 大麦品種:ブレマー(ノンピーテッド)

秩父ニューボーンと名づけられたこの商品は
スコットランドでは通常「ニュースピリッツ」と呼ばれますが、
日本ではウイスキーに分類されスピリッツ表記ができない為、
「ニューボーン(生まれたばかりの)」というネーミングになっています。


香り
いかにもニューポットなのだが、甘い麦やラベンダー等のハーブの香りと共にエステリー。
82番のニューボーンに比べてもウイスキーらしい要素を感じられ、
80番に比べるとパワフルで、インキの様な刺々しさがある。
80番と同じくエグ味はあるけれど、少ない。
ガソリンスタンドに居る様な、オイルとガソリンの混じった臭いを感じられる。
「キン消し」の臭い、で伝わるだろうか?鉛筆削りも軽く感じられる。
男性的で濃い感じ。

味わい
甘い!だけでなく、コクや旨みがある。
80番82番に比べても辛味が少なく、温かみとボディがあって飲みやすい。
その上に軽いエステル、ココアのコクと、旨みがありマニア好みだ。
正直4ヶ月とは思えない程に美味しい。
またふわっと鼻に抜ける時に柔らかい温かみとハーブの清涼感を残すのもニクイ。

後味
セロリの美味み(香りではない部分)を残すが短く消える。

総評
しっかりと熟成を感じられて、美味しく、
これはボトリングして良いかも♪という感じがする。
もちろんもっと熟成した物の方が美味しいのだろう事は分かるが、
この期のボトリング商品として成り立ちそうな程だ。
今回ボトリングされたBarrelの3樽の中で、将来商品化された際のモルトに
最も近いのではなかろうかと感じられる美味な原酒。
majimaさんが「塩味」とおっしゃったのも納得。
カードシリーズとして発売されるなら、黒いカードを選ぶんじゃないかな?

  

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2008年10月21日

秩父ニューボーン Barrel#80


秩父蒸溜所、初のオフィシャル商品の1つ。
樽No.222324、80、8182の6樽からシングルカスクにて瓶詰め、発売された。

2008年5月蒸溜、Fresh Bourbon Barrel(Heaven Hill)樽No.80へ樽詰め、
2008年9月ボトリング。
アルコール度数63.0% ボトル数266本 大麦品種:ブレマー(ノンピーテッド)

秩父ニューボーンと名づけられたこの商品は
スコットランドでは通常「ニュースピリッツ」と呼ばれますが、
日本ではウイスキーに分類されスピリッツ表記ができない為、
「ニューボーン(生まれたばかりの)」というネーミングになっています。


香り
いかにもニューポットなのだが、フローラル。
82番のニューボーンに比べてもウイスキーらしい要素を感じられる。
エグ味はあるけれど少なく、柔らかで、石灰質やセメダインらしい有機臭も控えめ。
81番よりも大人しい。軽くキャラメルやチョコレートの甘い香りも感じられる。
隠し味程度の玉子もあるので、屋台のベビーカステラが近いかも。
すでに美味しそうな予感いっぱいだ。

味わい
甘く辛い!香りでは目立たなかった、濃いエグ味がしっかりと出てくる。
82番に比べても辛味の出方が早い。
しかし4ヶ月間、ちゃんと熟成した味わいを感じる事ができるチョコレート様や、
ほんのり香り付けの爽やかなウッディを感じ取れる。
鼻から抜ける香りもウイスキーに近い。

後味
ほんの軽くベビーカステラが残るが、短い。

総評
しっかりと期間相応の熟成を感じられ、否応にもさらに期待が高まる。
その期待の反面、ボトリングせずにこの原酒がさらに熟成する姿を見たかったと、
飲んだ事を後悔しかねない程だ。
軽くサルファーが乗る予感を得られたこの原酒、
思わず粉もんとマリアージュしたくなる程に、今でも十分美味しいが、
反面ボトリングがもったいない気も…。
美味しいからこその、贅沢な悩みを抱えてしまう。
カードシリーズとして発売されるなら、赤いカードを選ぶんじゃないかな?

  

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